ライドシェアと地域観光

2024年4月から、日本でもライドシェアが解禁に向けてスタートします。地域や時間を限定し、さらにタクシー会社が管理するという「慎重を期した」導入ですが、日本全国で活用出来る第一歩になることを期待したいものです。Uberが日本で東京都内で試験運用を開始したのは2013年。しかし、タクシー業界や行政との対立もあり、2年もたたずに国土交通省から行政処分を下されることに。その後、政財界で様々議論がなされてきました。2019年には、タクシー空白地帯であることを理由に、兵庫県養父市が国家戦略特区として試験運用を許されました。今回の限定解禁は東京、横浜、名古屋、京都を皮切りに、札幌、さいたま、大阪と続く予定です。しかし、一番ライドシェアが許されるべきは、タクシー空白地帯である地方だと考えています。地域観光地への足(アクセス)は、自分で運転する車に限られてしまっています。自家用車やレンタカーでの旅も良いのですが、これでは周遊中にビール一杯飲むことも許されません。観光地への道すがらが、ライドシェアによって観光ツーリズム化することが、旅の醍醐味になるのではないでしょうか?