日本を遊び、四季を愉しむ・・・野趣溢れる自然との交わり。古(いにしえ)より好まれた、風情を愉しむ遊びの数々。日本の伝統文化や芸能は、洗練された美意識を持ちながら、大人の遊び心を刺激します。

日本の伝統文化「道」
日本の伝統文化には、道という概念が根深く刻まれています。茶道、華道、剣道、弓道、書道など、様々な「道」がありますが、それぞれが独自の美学と哲学を体現しています。

神に捧げ、神と暮らす
日本では、神にさまざまなものが奉納されます。季節の花や果物、米、酒などがお供え物として捧げられ、後に人が頂きます。神楽や相撲も奉納される神事のひとつです。

自然との共生「里山」
人が耕作し手を入れることで、動植物の多様な生態環境を維持してきたことが、近年見直されています。かつての里山を再生する活動は、エシカル消費に代表されるようなグリーンツーリズムとして認知されています。

「麹」が支える食文化
日本の四季が麹の発酵を助け、それが日本の食文化において重要な役割を果たしています。麹を使った発酵食品は日本料理の魅力の一つとして広く愛されています。

日本の美意識「幽玄」
能に見られる優美さや柔和さは「幽玄」と呼ばれます。また、茶道に見られる「侘び」「寂び」も、日本独特の感覚です。見えるものと見えないものの境界「陰」の存在が奥深い世界観をつくります。

「匠」の手仕事
日本の伝統工芸品には、織物、染織品、陶磁器、漆器、木工品、竹工品、金工品、仏壇・仏具、和紙、文具、石工品、人形、その他の工芸品、工具用具・材料など、さまざまな種類に及び、世界中から注目を集めています。